階級都市
格差が街を侵食する
橋本 健二 さん著
【中古】 階級都市 格差が街を侵食する ちくま新書/橋本健二【著】 【中古】afb
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Marshal 先生からおすすめいただいた本です。
資本主義、格差が都市の形を変えていく
こういう視点から都市を見てみるのも新鮮です。
あの街は住んでみたい
あそこは避けたい
そんな街が時代とともに変化、移動、侵食していく。
資本主義に従って。
資本主義に従って変化していくわけだから
街ごとに格差が形成されていく
格差が街を侵食していく
格差が街を形成していく
ということなんですね。
街の違いが
子供の教育・育てる環境・文化資本の差としても生じることになりそうです。
78-79ページから以下引用
ホワイトカラー労働力がホワイトカラー住区で再生産されたり、ブルーカラー労働力がブルーカラー住区で再生産されたり、というような機会の構造化がなされる。
コミュニティとは、再生産の場所であり、そこで生産の場にふさわしい労働力が再生産されるのある。
・・・
つまり、都市は集合的消費手段が集積した労働力の再生産の場なのだか、そこで再生産されるのは、けっして抽象的で均質な労働力なのではない。
階級的に分化した労働力が再生産されているのである。
引用終わり
改めて住む場所を考えてみるきっかけとなりました。
住む場所を軽んじてはいけないように感じます。
一人、一家族ではこの流れにあらがえないし
素直にこの都市の形成の事実を受け入れ動いていくことが必要に感じます。
Marshal 先生が薦めてくれたわけが分かりました
#階級都市 #格差が街を侵食する #橋本健二