チャヴ 弱者を敵視する社会
Owen Jonesさん著、 依田 卓巳さん翻訳
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川崎市で極めて残忍な恐ろしい事件が起きました。
どの時代もどの集団でも変な人はいるのですが
ただ
・・
今の時代の背景を映し出しているような気がします。
この犯人が極めて異常なのは間違いない
けれど
こうした異常者を生み出す土壌ができているような
そんな疑問を抱いた時に意図せず
ちょうど読んだ本です・・
イギリスで起きた奇怪で悲惨な事件
そこの事件を紐解き、いろいろと考えさせられました。
独自の見方かもしれませんが
日本とイギリスは似ている様に思います。
両方とも島国で近くに大陸がある。
かつて世界の覇権を握っていたイギリスは
その派遣を大国アメリカに譲り渡した。
バブルの頃、日本は世界でNo 1ともてはやされた。
しかし、相対的に日本の順位は低下し
いまや経済規模はお隣の大国である中国に大きく差を開けられた。
イギリスは混迷している。
下手したらHard Brexitになるかも・・
なぜ、離脱、何が起こっている?
この本を読んで腑に落ちた感じです。
で
日本もイギリスの後追いをしているのでは。
この本の状況はほとんど日本に近づいている。
そんな気がします。
イギリスの労働者階級 CHAVSに相当する階級が
日本でも生まれ日が近いのではないでしょうか。
格差社会を直視し、弱者に入らないよう
努力と知識を深めていかねばなりません。
おすすめの1冊です!